2023年新年挨拶

参議院自由民主党議員会長
参議院議員 関口昌一

 明けましておめでとうございます。先生方におかれましては令和5年の新春を爽やかにお迎えのことと拝察し、お慶びを申し上げます。
 さて、昨年7月10日には第26回参議院通常選挙が行われ、私、関口昌一は、先生方の力強いお力を賜り、埼玉選挙区でトップ当選を飾ることができました。公職選挙法上、御礼を申し上げられませんが、いただいたお力をしっかりと生かし、与えられた任期を誠心誠意務めてまいります。
 選挙後に行われた参議院議員総会で、再度、参議院議員会長に選任されました。議員会長は任期が3年間であり、令和7年の第27回参議院通常選挙後の議員総会までの任期中、参議院自由民主党が政府・与党の中でしっかりと役割をはたせるよう取り組んでまいります。
 今年に入り、世界情勢の急変で、エネルギー価格の上昇により国民生活に深刻な影響がでております。政府及び自民党は29,6兆円の大型補正予算を組み、国民生活を守る対策を実施しております。さらに景気を回復させるための経済対策にも取り組んでまいります。
 様々なエビデンスにより、口腔の健康と全身の健康の関連性が国民に広く認識されるようになり、近年の骨太の方針には「生涯を通じた切れ目のない歯科診療」と明記されるようになりました。歯科以外の疾病により入院を余儀なくされた患者さんにも、良好な歯科医療を提供することができるように、病院における歯科医師の配置や歯科を置いていない病院と歯科診療所との連携の拡充等、医科歯科連携の拡充を進めてまいります。
 国民歯科問題議員連盟という自民党の歯科医療の充実を応援する衆参の議員で組織される議員連盟があります。前会長の尾辻秀久先生が参議院議長に就任され、慣例に従い議員連盟会長を退任されました。これに伴い議員連盟会長の職を私が引き継ぐことになりました。これまで、歯科医療の重要性を議員連盟に所属する各議員を通じて国民に認識していただくことに尽力してまいりましたが、さらに丁寧な説明を行い理解を深めていただくように努力してまいります。
 また、衆参の自民党の医療職出身の議員および各種の医療関係職の団体で構成する「カトレア会」という議員連盟があります。代々会長は医師出身の議員でしたが、昨年、鴨下元環境大臣の後を継いで歯科医師出身の私が会長を務めております。医科と歯科の連携はもちろん、薬科、看護職等との連携も視野に入れ、国民の健康に寄与するための取組を各種医療職出身の議員と協力して進めてまいります。
 さらに、良質な歯科医療を提供するためには、歯科衛生士・歯科技工士の人材確保と養成が欠かせません。「看護師等の人材確保の促進に関する法律」を歯科衛生士に適用ないし準用できるように、必要な法改正を働きかけていきたいと考えております。
 本年が先生方にとって素晴らしい年となりますことを心から祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。